ハンディ型フルカラー3Dスキャナ「Artec」

Provided bydatadesign

お知らせ

Artec社が創立10周年を迎えました

大学時代の友人と始めた小さな会社からスタートしたArtec社が世界市場の主要プレイヤーに成長するまで、この10年は、まさに「ストラクチャードライト」スピードで通り過ぎました。この10年は、素晴らしいチームワークとさまざまな発見の連続でした。

「インダストリアル・デザインからCGIに至る実に数多くの産業でどのようにArtec社の3Dスキャナが活用されているかを知ることは、常に、Artec 3Dをやっていて本当に良かったと実感する瞬間です」と、アルテン・ユーヒン Artec 3D社長兼最高経営責任者は言います。「各業界のプロフェッショナルに、使いやすく、動作が素早く、正確で、スキャンしやすい3Dスキャナをお届けすることは、最先端技術に取り組んでいるArtec社の目標であり続けています。」

 

3Dスキャニング技術をすべてのプロフェッショナルへお届けする

2000年代には、3Dスキャナ市場はレーザーソリューションが主流で、価格も45,000米ドル~と高額で、経験豊かなエンジニアが使用するものでした。Artecは、あらゆるプロフェッショナルが使用できる、使いやすくて精度の高い3Dスキャニングソリューションが実現可能であると考えていました。今日、インダストリアル・デザイン、ヘルスケア、考古学など、幅広い産業が精度の高いArtec社の3Dスキャニングソリューションを選んでいます。

最初の3Dスキャナが発売されたのは2008年でした。中小企業でも導入できる優れたソリューションでした。それぞれ小型オブジェクトから大型オブジェクトまでスキャンできるよう専用に開発された3種のスキャナ「S」、「M」、「L」は、3Dモデルでオブジェクトの形状を正確にキャプチャする画期的なアプローチでした。この「お客さまのニーズに寄り添う」というアプローチは、現在でも生き続けています。これらの3Dスキャナ機種の実演は大好評で、時にはスタンディングオベーションまでありました!

2008年には、15カ国で20社の販売代理店とArtec代理店契約を締結しました。これらの全ての代理店が、現在もArtec社と一緒に働いています。パートナー企業との関係は進化し、今日、Artec、そしてお客様の成功に欠かせないものとなっています。2014年、Artec社はSOLIDWORKSのリサーチ・アソシエイト、翌2015年にはSOLIDWORKSのソリューションパートナーとなりました。続く2017年には、Wacom Co., Ltdとのコラボレーションにより、Artec StudioソフトウェアをMobileStudio Proユーザーが使えるようになりました。Artec社の進化を支えるパートナーとのチームワークに心から感謝しています。

 

3D界のスターとなるまで

2009年には、中型オブジェクトの3Dジオメトリックモデルを作成するハンドヘルド3Dスキャナとして、MH 3Dスキャナが評判となりました。音楽バンド「Linkin Park」はそのプロモーションビデオの作成で「到達しない光」効果を出すために使用しました。

それから1年も経たないうちに、MHTはテクスチャのレンダリングができるように改良されました。アーノルド・シュワルツェネッガーには、主演作『ターミネーター・ジェネシス』の中で、MHTを使ってびっくりするような特殊効果が施されました。

ハリウッド大作の製作現場で、CGIや特殊効果でのクリエイティブな3Dスキャナ使用方法は、日々、進化し続けています。『ナルニア国物語』、『ワールド・ウォーZ』、『アベンジャーズ』、『アバター』、『ジュラシックワールド』などの受賞歴ある大作は、どれも、3Dスキャナを活用し創造性豊かに特殊効果やCGIをふんだんに使用しています。これらの製作チームの一部は現在でもMHTスキャナを使用しています。Artecスキャナは長年お使いいただけることの実証と言えます!

Netflix作品でのデビューはアニメ『ボージャック・ホースマン』でした。これを皮切りに、『ビッグバン理論』、『スリーピー・ホロウ』などのテレビ番組でも登場するようになり、日本では、ハイテクな法医学者が犯罪現場を3Dスキャンするシーンで‘出演’しました。

ドキュメンタリー番組では、2016年にBBC製作の『Earth and David Attenborough』で、3Dスキャニング、CGIビジュアル、アニメーションを組み合わせ、地球史上最大生物である巨大恐竜を再現するというプロジェクトで使用されました。

 

本物の人、本物の科学者

大統領から狼男、果ては最近発掘された人類の先祖まで、2012年に誕生した「Eva」は、誰でも、何でも、ほとんどどこでもスキャンすることを可能にしました。

史上初の大統領の3D胸像を制作したスミソニアン博物館、犯罪現場を正確にキャプチャする法医学者、地下に潜る考古学者など、ユーザーの職種にかかわらず、Evaはハンドヘルド3Dスキャナの多様性と耐久性の本当の意味を実感させてくれます。素早く簡単にセットアップできるこの機種は、Artec社の大ベストセラーで有り続けています。

技術革新を最も大切にしてきたArtec社では、ヨーロッパではスコットランドやルクセンブルク、北米ではアメリカ、そしてカナダ、さらには南米やアフリカ地域、そしてアジアでは技術をこよなく愛する日本や中国に至るまで、世界中の大学研究者が研究や技術革新にEvaを使用しているのを見るのはとても嬉しいことです。

カスタムデザインでもEvaが活躍しています。たとえば、整形外科市場で有名なPohlig GmbHは、事故で体の一部に麻痺が残るフライフィッシング愛好家マーティン・クレムさんのために、ピッタリと装着できる義足を作りました。これにより、クレムさんは大好きだったフライフィッシングをまた楽しむことができるようになりました。

カスタムデザインからインダストリアルデザインまで、Evaはリバースエンジニアリング、品質管理、製品開発中の問題解決など、さまざまな分野で活躍しています。現代を始めとするグローバル自動車メーカーはEvaとArtec Studioをインダストリアルデザインと開発工程に取り入れています。AutoCADやGeomagic、SolidWorks3Dなど、主要CAD/CAMソフトウェアで精度の高い3Dスキャンデータを使用することにより、作業時間を短縮し、精度試験を迅速に行い、作業日程を短縮することができます。

 

高速動作のブーススキャン

2014年に発売されたShapify Boothは、素早く、簡単かつ安全に人の3Dモデルをたった12秒で作成します。この機械で作成される正確な3Dレプリカは、思い出の品としてうってつけな上、バーチャルリアリティやさまざまな研究(ルクセンブルク大学で行われている研究など)に最適です。カスタムデザインの洋服やバーチャルドレッシングルームも、1日に800人のスキャンと自動後処理が可能なこのパワフルな技術を用いて可能になったアプリケーションの一例です。

 

複雑な産業部品のディテール

2013年に発売されたSpiderは、その驚異的な精度と速度のため、プロダクトエンジニア、デザイナー、品質管理担当者の間ですぐに人気商品となりました。このハンドヘルド3Dスキャナは複雑なオブジェクトも正確にデータキャプチャするため、カスタマイズスキャンソリューションや添加物製造プロセスに欠かせないツールとなっています。

しかし、Spiderの活用法としてArtec社が最も誇らしく感じるのは、科学の枠を超えて使用されるときです。エディンバラのロイヤル子供病院のケン・スチュワード医師とそのチームによる耳に先天性奇形のある子供の人生をより良いものしようと尽力しているのがその例です。

2015年に、SpiderはSpace Spiderとして進化を遂げ、なんと宇宙環境でも使えるようになりました。データが見やすく、計測結果を必要とするCADユーザーのニーズにも応えています。(MHT 3Dスキャナは、地上に戻る際のオープンスペースのライフサポートシステムの製造に使用されてきました。)

鋭く尖ったエッジ部分や可動部分、テクスチャ情報満載なサーフェイス部分をスキャンすることは、最適な動作温度に素早く到達させる冷却技術により可能になりました。オブジェクトは最大50ミクロンの精度でスキャンされ、100ミクロンの解像度で出力されます。

 

精度の高い3Dモデル

2016年には、Artec Studioスキャン・後処理用ソフトウェアの機能を最適化することにフォーカスがシフトしました。バージョン11では、正確かつ高速に3Dスキャンデータを作成するための「オートパイロット」機能が導入され、数々の賞を受けました。今年発売されたStudio 12は、お客様からのリクエストの多くを実現したもので、実に新機能の75%がお客様の意見を反映したものです(RAMを不要にすることや、プロジェクトを保管するためのディスクスペースを減らすことなどがその一例です)。

新規ユーザーからも経験豊かなユーザーからも自動ベース除去機能などの機能や、画面上でリアルタイムに3Dモデルが構築されていく様子を確認できることを高く評価していただいています。このバージョンでは「ポイント・アンド・シュート(被写体に向けて撮影開始するだけ)」を可能にする人工知能の搭載という新たな方向性が示されました。Artec Studioはスキャン環境やオブジェクトについてより深く理解するため、設定は自動的に選択されます。これにより、すべてのユーザーにプロ仕様3Dデータの処理が簡単になりました。

 

3Dスキャンの未来は無限に広がっています

2017年、これまでにない速度、精度、そして卓越した視野を誇るLeoが発売され、人工知能を搭載したこのハンドヘルド3Dスキャナは、それまでのスキャンの常識を覆しました。ケーブルやパソコンとの接続が不要なこのスキャナは、真のスタンドアロン型3Dスキャナで、3Dスキャンプロセスを極めて簡単にしました。Artec Studioの開発にはユーザーエクスペリエンスが念頭に置かれ、現在、ビデオを撮るような気軽さでスキャンを撮ることができ、ユーザーは使い始めてすぐに3Dスキャンを自在に使うことができます。